そなたのやることはいつも時が外れて御座るぞ。
餅つくにはつく時あるぞと知らしてあろうが。
時の神を忘れてはならんぞ。
春には春のこと、夏は夏のことぢゃ。
そなたは御神業ぢゃと申して、他に迷惑かけてゐるでないか。
そこから改めねばならん。
鼻つまみの御神業はないのであるぞ。
そなたはお先まっくらぢゃと申してゐるが、夜明けの前はくらいものぞ。
暗いやみの後に夜明けがくること判ってゐるであろうが、神はすべてを見通しであるから、すぐのおかげは小さいぞ。
利子つけた大きなおかげを結構に頂いて下されよ。

