●神終い(かみじまい)について
屋敷内に祀られている神社のお社を、引っ越しや諸事情により「神終い(かみじまい)」する場合は、
祀られていた神様に対して、今までご守護お働きくだされた事に対して、心からの感謝と敬意を表して祭祀を行います。
また、ご祭神が稲荷以外の神様であれば家主やその土地に関わる家族などが祭主となり、真心を込めて執り行えば宜しいです。
※家内にお祀りされている神棚等の神終いも同じように行うが宜しいです。
但し、祭神が「稲荷」の場合は、稲荷神社等の神主に依頼して神終いをして頂くようにしてください。
これは、稲荷の場合は、商売繁盛の願掛けにより狐が入り込んでいる場合が多いので、
勝手に社を撤去してしまうと、狐の家が無くなってしまう事になり、家族等に障りが出たりします。
また、商売繁盛の願掛けにおいて狐は直ぐに働く為にご利益がすぐに現れますが、
祀りを疎かにしたり粗末にすると、鎮まっている狐は次第に悪さをするようになり、
おおよそ三代目になると「稲荷の守護切れ」と言い、
家系内で様々な障り(霊障)が現れて深刻な影響が出たりしますので気を付けなければなりません。
また、稲荷以外の御祭神であっても、欲得の為の願掛けをしていた社は同じように、稲荷社などの神社に依頼する事が良いです。
◆ 祭祀の内容
※ 神職以外で、御家庭でも出来るような内容になっております。
【 準 備 】
・祭壇(八足台でなくても机などでも良い)に、
・水、燈明(火)、米、塩、神酒、その他に野菜、果物、乾物、魚などの御饌を用意します。
(三方が無い場合は、お皿に半紙などでも良いです)
・玉串(榊または松、また紙垂など用意出来る人は用意されてください)
【 祭 式 】
・修祓の儀
・神言
・祭主 一拝
・祭主感謝の言葉
・玉串奉奠
・参列者家族
・祝詞奏上
・昇神詞
・祭主 一拝
※ 終了後にお社の四方を神酒で清めます。
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【昇神詞】
「掛けまくも畏き○○神、本つ御座(みくら)に昇り坐(ま)し坐(ま)せと恐み恐みも白す」
※ ○○は山の神=大山祇神など
※ 神終いの後、社内の御霊代(ご神体)のお札等はお焚き上げをするか、神社などに依頼してください。
稲荷社及び願掛けしていた社は御霊代のお焚き上げは神社に依頼してください。
※ 御霊代が石の場合は、その土地を守ってくだされていた神様の御霊代であったので、石はそのまま敷地内にでも置いておいておけば宜しいです。
※ 神終いの後は、更地にしたり、家を建てたり物を置いても大丈夫です。
※ 稲荷社及び願掛けしていた社の場合は、社を撤去した後、その場所はなるべく手を付けないように数年程の期間は様子を見られた方が良いでしょう。
厳瑞

