霊魂の浄化(清算)について(まとめ)

人間の死後、まず中有界(精霊界)に行き霊魂の精算をした後にそれぞれの御霊に相応しい霊界に行く事になります。
中有界での御霊の清算とは、現世で霊魂に染みついた肉体や物質的感覚、頭脳で記憶された知識や罪や執着等これら外分を清算し、それぞれの御霊の本質の状態となります。
また、頭脳で忘れているような幼少の頃からの遠い過去の出来事や感情も御霊には記憶されているのでこれらも清算されます。

「御霊に記憶されている主な負の感情として」
・心が激しく動いた時の感情
・人に危害を加えたなどの加害者として良心の呵責による罪の意識。
・人から被害を受けた場合などの被害者としての「怒り、憎しみ、恨み」、また失恋、裏切りなどの「嫉妬心」による感情の執着(穢れ)。
・物事に失敗したり、やり残した事に対する「後悔」の念。

これらは人によって罪の意識が異なり、同じ事をしても皆が同じように霊魂に残るとは限らないのです。
これは罪を悪く思わぬ人より真面目な人ほど些細な事でも心に残りやすいのですが、
罪の意識の無い人より御霊の本質は優れているのです。

御霊(心)の潜在的に奥底に潜む「罪の意識」「怒り、憎しみ、恨み、嫉妬心」などのこれら負の感情により日常における自身の思想や感情、精神に無意識に影響を及ぼして、真の心が晴れない為に安堵を得られず不安や偏屈になる等の弊害を及ぼしますので、いつまでも大事に負の感情を持ち続ける必要は全く無いのです。

また、被害者意識の「憎しみ、怒り、怨み、嫉妬」の思いは執着となり易く、自身で納得し許さない限り、この感情が消える事はなく、特に「絶対に許さない」などとムキになり自分で言い聞かせているような強い憎悪や怨みを持つと、
自身の霊魂は、生霊(いきりょう)となって相手に飛んで仕返しに行きます。

この時、本人は全くの無意識、無自覚で霊魂が相手の所に飛んで行き、仕返しをする為に自身が罪を犯す加害者となり、自他共に害を及ぼし穢れてしまう事になります。
この事を「人を呪わば穴二つ」と言うのです。

また、負の感情は年月が経てば次第に記憶は消えたように思えますが、霊魂には消えずにしっかり残っているものです。
負の感情を抱いた当時の昔の歌や音楽などを聞くと、良くも悪くもその当時の出来事などが蘇ってくるももで、これを連鎖記憶と言っていますが、この連鎖記憶や何かの拍子に記憶と共に奥底に潜む「怒り憎しみ等」の負の感情が再び呼び覚まされて出てくるものです。

霊魂に残る囚われた負の感情は、自身で浄化・清算をしない限り死後迄も残ってしまいすので、現世にいる間に清算し心晴れやかにして、更に心豊かに磨き高める事をしなければならないのです。
この現世は、様々な思想も善悪も入り交じる世であり、この中にいるからこそ唯一大きな学びと経験が出来る修行の世であるのです。
良くも悪くも経験は全て学びであり、特に自身に降りかかる悪しき事は、自身が大きく学び成長するチャンスでもあり不必要な事は一切無いのです。
経験した事に学び、負の感情を一刻も早く残さず浄化し心晴れやかにする事に務めなければなりません。

加害者は自身の犯した罪に対して、深く反省と謝意を持ち同じ過ちを絶対に繰り返さないように自らを戒め、被害者は、自身が受けた行為を忘れる事は絶対に出来ませんので忘れる、考えないようにするのではなく、行為を「許す事」に務めなければなりません。
また、被害者は、自身の受けた被害者としての辛い経験により、他者に対する心の辛さや大変さが分かりますので人を労わる事が出来るようになります
この経験こそが大切な学びなのです。

このような身に降りかかる辛く困難な経験は、今の自分にとって足りなく学ばなければならない教えや答えが必ず含まれているものであり通らなければならない必要な経験なので悲観的にならず、これら困難の中で意識して学び得る事により大きく御霊は磨かれるものなのです。

【 浄化の方法 】
■ 第1段階 浄化する為の準備段階
この浄化の方法として、今思い出す事が出来る一番心に残っている過去の「罪や過ち、怒り、憎しみ、恨み、嫉妬」に対してから始めます。
御霊に潜在的に記憶されている感情を出させる為に、意識的に思い出す事を行う事で、御霊に刻み込まれてる様々な記憶と感情を出し易くする為です。
※詳しくは後の「浮心法」にて説明します。

■ 第2段階 浄化の初期段階
続けると次第に活性化され、御霊の奥底に潜んでいた自分でも忘れていたような感情が次々と出始めてきます。
また、ふとした瞬間に自分でも忘れていた遠い過去の出来事などが脳裏に出てくるようになります。
不思議と何故こんな忘れていたような記憶がでてくるものか?
と疑問を持たれるかと思われますが、この忘れていた記憶の現れこそが御霊に刻まれた記憶であり、これが御霊を清算(浄化)する働きが開始された合図なのです。

出てきた記憶を消す方法 として、
■加害者としての罪の意識の場合
・「どうしてそのような状況になったのか、またどう対応したら良かったのか」等を思考し自らの過失や非を心から認めるようにします。
・「被害者に対して、真剣に心を込め言葉に出してお詫びをします。同じように神様にもお詫び申し上げます。
※ 被害者に直接お詫びされる事が宜しいのですが、出来ない場合は自宅でお祀りしている神棚などで真剣にお詫び申し上げます。

・そして被害者に対して、御霊が幸えますように「惟神霊幸倍坐世(カムナガラタマチハエマセ)」と祈念します。

軽度の感情の場合は消えやすく浄化されると記憶は出てきても付随する負の感情が出なくなります。
ですが、強く御霊に感情が刻まれている場合は、暫くして忘れた頃にまた同じ記憶と共に負の感情が出てきますので、その負の感情が出た時には、また同じように真剣にお詫びし反省します。※負の感情が出なくなるまで行います。

■被害者としての意識に場合
・「どうしてそのような状況になったのか、またどう対応したら良かったのか」等を
  冷静に思考するようにします。

・加害者に対して真剣に「許そう」と思い、「許します」と言葉に出します。
※難しくても許そうと思わなければ絶対に消えないので、真剣に許す気持ちを持つ事です。

・その被害者の経験により人の辛さや気持ちなどが学べ自らの成長があった事に感謝して、加害者に対して「ありがとうございます」と言葉に出して感謝します。
 そして同じように神様に感謝申し上げます。

・加害者に対し「怨みや憎み怒り」などを抱いた事に対して「申し訳ありませんでした」と言葉に出してお詫びします。

最初の内は、被害を受けて憎しみや恨みの感情を抱いているのに、加害者を許す事は、とても難しく困難な事かと思われますが、意識的に「許そうと思う」事から始めて
行き、「もう許そう」と心から思えるまで行う事がとても大切なのです。
感情が強いほど、すぐに消えるものではありませんので、根気よく負の感情が湧き出る度に何度も繰り返し行うようにして、記憶と共に「憎しみ恨み」等の負の感情が出なくなるまで行います。

※遠い過去の出来事や、対面が出来ない場合などは、無理に被害者や加害者に直接伝えなくても記憶と共に負の感情が出てきたその時に真剣に行えば宜しいです。

過去の御霊の浄化をすると共に、今後は「罪や過ち穢れ」などによる負の感情を残さないように意識する事が大切です。
過去の清算をしても、先々で負の感情を御霊に残しては意味がありませんので、過失や被害にあった後は、その都度冷静になり原因や対処方法を考えて、感情を制御して心残りにならないようにします。

腹立たしい事があっても、「一晩寝て起きたら感情がおさまっていた」などの経験をされた事があるかと思います。
これは、本霊(直霊)により自らの霊魂が浄化(祓い清め)された、あるいは御霊の一部の入れ替えによるものであり、これらは寝ている間に行われて、就寝前に抱いていた感情や思いが消えたり弱くなるものです。
これは神様による神妙なる御働きであり、心をご守護頂いているとても尊き事なのです。

自らの感情を制御できるのは自分しか出来ませんので、強い怒りや憎しみ等の負の感情に飲み込まれて自らの感情に引きずられないように冷静に早めに心の対処をする事がとても大切なのです。

厳瑞

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