改心の理 10「天国の住人になる為に」

●真に改めようと思う時

これまで、自己愛・自我について詳細にお知らせをしてきましたが、
普通に生活をしている中で、何事もなく自らを真剣に根本から改めようとする人は殆ど居ないかと思います。
それは心は見えない為に、自身の心であっても分からずに気が付かないので改めようとも思わないのです。
また、改心する必要があるにも関わらず、現状の自分に満足し自らを擁護している人には、自らを改めて変わる事は絶対に出来ないのです。

自己愛や自我を改める為には、自らが真剣に改めようと思わなければ変われるものではなく、
その為に「自らが改心する必要がある」と気が付く事が大切になります。

また、真剣に改めて変わろうと思える時は、自らや家族などに「病気、怪我、事故、災難」などの大きな困難が降り掛かり、
そして心に大きな痛みや衝撃を伴った時、また自らが死の淵に立つような心境に至った時などに、
ふと我に返り真剣に自らを深く見つめ省みて改めようと思うようになるものです。
このような困難に直面した時にどのように受け止めるかがとても重要になります。

例として
1、自らに降り掛かった困難のみに囚われている者
2、自らの困難を、他や人のせいにして憂さ晴らしをする者。
3、自らの日頃の行いを思い返し、自らの素行を冷静に客観的に見定めて反省し改めようとする者。

このように、受け止め方によって大きく異なるものですが、
「3」のように自らを深く見つめ直して改め成長する為の切っ掛けとすると、自らの今後の人生において より良くなるための転換期ともなる事が多いのです。
また、次の世の為に、たとえ自らの命が尽きようとも神様を信じる事を絶対に止めずに、自らを省みて改める事を忘れない事なのです。

日月神示では、この事を 
(865) 「病むことは神から白紙の巻物をもらったことぢや、この巻物をどんなに読みとるかによって新しき道がひらけるのぢや。神からの巻物おろそかにするでないぞ。」

このように言われています。

また、この自らに直面する困難の事を「バチが当たった」などと言いますが、このバチとは
神様や他が与えるものではなく、自らが気が付くために引き寄せ自らが与えるものなのです。

これまで私は、皆様に大変な困難が訪れる事が無く困難を避けるようにする為に、出来るだけご本人に対して故意に心に衝撃を与えるようにお知らせをしてきました。

ですが、多くの人は他者から痛いところを指摘され突かれると、それを否定するために反射的に「反論、否定、言い訳」など怒りの反動行為を露わにしたり、はぐらかしたりするものです。
これは自らの心に衝撃や痛みを受けた為であり、先ほどの「2」と同じ本能的に自らを擁護し抵抗する行為なのです。

これは、自身にとって言われたくない事で在るほどに衝撃と反動は強くなりますが、この衝撃を受けた時に反動で非難や反発するか、それとも他者の話を冷静に素直に聞き、厳しくも指摘された事を自身で見直して、自らの非を素直に認める事が出来るようになれば心は穏やかになり改まるようになってきます。
このように受け取り方次第で、心の在り方は大きく変わってくるものです。

※ 反射的に出す反動行為「反論、否定、言い訳」などの怒りの行為や、ごまかそうとはぐらかす行為

この反射的に反動行為を出すのは、
自身の自愛や自我などの欠点を「自分から認めるのは良い」が、
その事を「他人からは指摘されたくない」または「自分が指摘される事が許せない」というプライド心によるものです。

※ 自らが認めた人から言われる場合は、既に受け入れの心積もりがある為にある程度は受け入れるが、
そうでない人から自分の事を言われると、その受け入れの意識がない為に反射的に反動行為が出てしまうのです。

本来は、困難も何事も無くても、平素から自らを省みて過ちを改める心掛けを持ち、柔軟で素直な心があれば困難は
自然と大難が小難となり、さらに無難へと避けて行くものです。

●次の世の為に

人間は、現世にいる間に自らの自我と自愛に向き合い、
理想の霊魂の本質に心を合わせて行く事が大切なのですが、
今現在、「自己愛や自我が強いと自覚のある人」また「他者に迷惑行為をしているような人」
またこのような事を「人から指摘されている」など「幽界に相応する霊魂と思われる人」は、
早急に幽界の霊魂から脱却し、中有界の霊魂になるようにしなければなりません。
(※幽界の霊魂とは、肉体はこの世にあっても霊魂は既に幽界にある事)

次の弥勒の世では、天界に入れなくとも幽界の御魂でなければ弥勒の世の住人となる事が出来ます。
しかし、今現在これまで他者に対して思いやりもなく他者の気持ちも考えられないような幽界に相応する霊魂の人が、性根から改めて心から他者を思いやる事など到底直ぐに出来る筈はありません。
そこで、現世に居る間に幽界の精神を脱ぎ去り、中有界や天界に相応する霊魂になる事が必要となるのです。

天国の霊魂となる為には、「真の信仰」と「隣人愛」が備わっていれば天国の住人となる事ができます。
これは、「正しい信仰心を持つ事と、幸魂の他者を思いやる事」が出来るようになる事なのです。
最低、これだけ備われば、天国の霊魂となれますので早急に備えるようにする事なのです。
※ 信仰と幸魂の1魂の働きのみで天国の住人の資格があるのです。

そこで、先ずは今現在「他者に対しての理不尽な迷惑行為」をしている人は、早急にその迷惑行為を止める必要が御座います。
※「これは、現在、迷惑や被害を受けている人が居る場合は、早急に被害を食い止める事が先決なのです」

■主な迷惑行為の例
・暴力 ・暴言 ・いじめ ・虐待 ・騙す ・陥れる ・嘘をつく ・悪しき誘惑など唆す
・意地悪 ・性的な嫌がらせ(セクハラ)・犯罪行為 ・わがまま ・言い掛かり ・けちを付ける
・意固地 etc. などの理不尽な言動
また「・怒り ・憎しみ ・恨み ・嫉妬」など人に迷惑を与える行為。
・自慢(ひけらかす)・虚勢 など人から良く思われない行為。

これらは、自己愛や自分本位の自我の精神による理性を欠いた行為であり、
この迷惑となる行為を日頃から頻繁に行っているという自覚のある人、または人から指摘されている人は、
真の幸魂の「愛善」の働きではなく、幸魂が「愛悪」の状態へと逆転してしまい、霊魂の本質から背いた心の状態、つまり「幽界の御霊の精神」となっているのです。
また、日常において人目を気にして迷惑行為としては出さないが、理性で衝動を押さえているような潜在的に有している人も同じような状態となるのです。

※ 必要に応じて人を指導したり注意や助言するような場合に、注意や指導された人が「責められて迷惑」だと思う事とは異なります。
指導する者が、その人に対して必要な事で善意の行為なのか、あるいは悪意のある行為なのかが問題であり、
注意された人は、先ほど説明したように自らを深く省みるように受け取る事が大切なのです。
但し、伝え方は厳しい内容であっても乱暴な言葉ではなく丁寧に伝えるようにします。

天界には、日の国の「天国」と、月の国の「霊国」があります。
天国は、「愛善」の善なる愛の世界であり、幸魂に相応する世界であり、
霊国は、「真信」の真の信の世界であり、奇魂に相応する世界になります。

※ 真信とは、嘘偽りなき真実であり、真を信じる事であり、真(まこと)の信仰であります。

※「愛善」の精神とは、隣人に対する愛であり「天国の御霊」であるのに対して、
「愛悪」の精神とは、排他的で自己に対する過度の愛情「自己愛」と自分本位の我良しの精神で「幽界の御霊」となるのです。

自らの霊魂が天界に所属する為には、この自己愛の精神や自我による迷惑行為を改めるのみでは足りず、幸魂の「愛善」の精神を培う必要があります。
その為に、他者に対して心込めて「思いやり、気遣い、施す」という隣人に対する愛の精神を育む事が必要となります。

この自身の心を改めて修正し、さらに心を健全で愛情豊かに育む為には、心の正しいあり方を知らなければなりません。
その為には「霊魂の本質の働き」を理解する必要があります。
そして、その霊魂の本質に自らの心を合わせるように努めて、
健全で愛情豊かに育み磨き高めて理想的な心になる事を「身魂磨き」と言うのです。
※霊魂の本質については「改心の理8、9」をご覧ください。

●天界の霊魂となる為に最低限必要な事。

・正しい信仰心を持つ事
 (ご利益信仰ではなく、神様の恩恵に感謝し敬う事)

・愛善(幸魂)の精神を持つ事
 (人を思いやり気遣い施す事)

そして、以下の身に覚えがあるような方。
・他者に対する迷惑行為を早急に止める事
・過度の自愛心や自我など自覚がある、また指摘されている人は改めて気を付ける事

これらにより幽界に所属していた霊魂も、天界あるいは中有界に所属する霊魂になれます。

■大まかな改善までの過程の例

●1、自身の悪しき言動を意識して迷惑行為を自制する。
(これは改心ではなく行為を抑制している状態)

【目的】
 ・他者の被害を食い止める
 ・幸魂・荒魂の変貌を止める

●2、次に、人の思いや気持ちを極力受け入れられるように見聞きする事を強く意識する。
(これにより他者からの心証が今までとは少し変わってきている事に気が付く)

【目的】
 ・他者を受け入れる心構えの準備
 ・冷静に状況判断が出来るようにする
 ・和魂・奇魂の働きを強める

●3、相手の立場になって考え、人に対して気遣いや思いやるように意識して行動する。
(自分に対する他者の対応が大きく変わって来た事に気付き、自らも今の方が良いと自覚し更に変わろうと思うようになってくる)

【目的】
 ・幸魂の「愛善」の精神が芽生えるようにする
 ・善行心を培う

●4、他者に対して、必要な時に自然に気遣いや思いやれるような状態
 (改心された状態であり、この状態のまま精神が定着するまでには年数が掛かります。

※4のような性根からの改心は、実際には大変に困難な事であり、生死の間を経験しても変われるものは極々わずかとなります。

自己愛や自己本位の自我の精神とは「霊魂の本質に反した不適合者」であり、
それは正しい心の状態を知らない為に、自らを改めたり修正ができず好き勝手な心にしてしまっているのです。 

そして悪い行為を行わない為ではなく、悪い行為を行おうとも思わない心にする事が目的であり
自己愛や自分本位の精神から、他者を思いやれる人になる為なのです。

これを改心と言いますが、しっかり理解して変わろうと思う意思を強く持ち、
何があろうとも決して諦めずに継続して行く事が大切になります。

霊魂の本質を知り、自らの心を正しくあろうと思い求める事は「理(みち)を求め歩む」という霊魂の本能なのです。
※霊魂の本質については「改心の理8、9」をご覧ください。

※ 信仰と愛情の質、強さ、深さにより自らの霊魂の所属する世界は異なりますので、自らの真の理(みち)をさらに求め、そして高めるように精進されて歩まれる事を切に願います。

厳瑞

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次