霊魂の理6「幽界について」

幽界とは、神道では「根の国・底の国」、キリスト教や仏教などでは「地獄」と言います。
幽界には「陽界と陰界」に分かれており、これは天界の「天国、霊国」の対極にあたる平衡の世界となります。
 
・「陽界」とは、悪しき愛の「愛悪の世界」であり、「根の国」と言います。「曲霊となった幸魂と荒魂の思想の世界」
・「陰界」とは、偽りの真の「真偽の世界」であり、「底の国」と言います。「曲霊となった和魂と奇魂の思想の世界」
 
幽界を大きく上中下の三段階に分けると、陽界の上層の陽界を「第一陽界」、中間の陽界を「第二陽界」、下層の陽界を「第三陽界」と言い、陽界の住人の事を「陽霊人」と言います。
 
また、陰界も同じように、上層の陰界を「第一陰界」、中間の陰界を「第二陰界」、下層の陰界を「第三陰界」と言い、陰界の住人の事を「陰霊人」と言います。
 
●幽界
■陽界(根の国)【 愛悪(悪欲)の世界 】
・第一陽界 上(浅) 陽霊人
・第二陽界 中(中) 陽霊人
・第三陽界 下(深) 陽霊人
 
■陰界(底の国)【 真偽(虚偽)の世界 】
・第一陰界 上(浅) 陰霊人
・第二陰界 中(中) 陰霊人
・第三陰界 下(深) 陰霊人
 
 
■幽界とは、自らの自我と欲望を歓喜とし、神に背く悪と嘘偽りの精神の霊人達が生活をする世界となります。
 
■幽界には、信仰心の無い人、神の存在を認めない無神論者、自己愛者、自己中心的で自分本位、
利己主義で、自らの益の為に本心を偽り人を欺き陥れる事をする偽善者、悪を好み悪を行う者など、
これらの邪悪だ歪んだ思想の方々が幽界に行く事になります。
 
■幽界には、天国と同様に無限の段階と無数の集団がありますが、
その集団とは、盗賊のようなもので何の秩序もなく、各々が孤独に好き勝手に行動しているような集団となります。
また、個々では強いが集団では孤立するので真の力が出ずに弱いのです。
 
■陽界は、自己を中心に愛する精神(自己愛)の「愛悪の世界」であり、そこに居る陽霊人とは、一般的に言う悪い人になります。
この陽霊人は、他者の事を気にしないが、自身に対する他者からの些細な視線や言動でもとても気になり、その為に自らの体裁をとても気にするものです。
 
■陰界は、狡猾で悪賢く腹黒い「偽りの悪しき知性(悪知恵)」が働く精神の「真の虚偽」の世界であり、
そこに居る陰霊人とは、邪神や悪魔、サタン、邪鬼などになります。
この陰霊人は、善人の如きに偽って振る舞い、他者を欺き、陥れ、利用する極悪の精神の者達になります。
 
■幽界の霊人は、霊界の太陽や太陰に背を向け神の大精神の真の理(みち)から外れて、自らを中心とした欲徳と自分本位の道を歩んでいる人達の世界であり、それにより光明と歓喜と感じている霊人となります。
これを天界の住人からすると暗闇の悲哀の世界と感じるのです。
 
※ 自らに対して注意や意見されたくないが為に、意固地になり片意地を張り、理不尽な事や見栄や虚勢を張り、言い訳をし、自らを正当化し、威厳を保とうとするような行為は、自らが傷つかない為に自らを守ろうとする「保守心からの我を張る行為」であります。
このような人は、自らの精神がとても弱く自己愛の精神の強い人であり、中心に神ではなく我を据えているという人でもあり幽界の住人となるのです。
 
※ 自己愛自体は決していけない事では無く、最低限の自己愛の精神はむしろ自らを自制し律する事や、自らを成長発展させる為には必要な事ではあります。
しかし、自愛の精神が特に強い人は、これらを曲解して自らに都合よく解釈し、自らを都合よく擁護する為の言い訳にする人が居るので「改心の理」で詳しくお伝えして参りましたが、
自己愛の精神により、自らの都合や益の為に神を掲げて利用したり、自らを中心に自分本位に我がままに行動し他を排し、自らを立てるなどの真の理から反する精神こそが「湾曲した偽善の愛の精神」である愚かな自己愛者となるのです。
 
 
■霊界とは、自らが行きたくて行く世界ではなく、自らの霊魂(たま)に相応しき所に導かれ行く世界なのです。
その為には、霊界に行く前の、今自らの霊魂を改め磨く事が大切な事となるのです。
この現世には、善も悪も混在して居る世界なので、他者の悪しき言動を見る事で、反面教師として学ばせて頂き、それを教訓として自らを改めて修正し今後に生かして行くが出来るのです。(これで悪が生きる事となります。)
また、様々な文化や思想の異なる人とも自由に交流し、思想を高め培う事が出来ますが、
天界に行くと理想の世界ではありますが、自らと同じような思想の人達の集団で生活する為に、
異なる思想との交流が無いので精神(霊魂)の飛躍的な進歩はあまり望めないのです。
 
このように飛躍的に自らの霊魂を磨く事が出来るのは、現世に生きている「今だけ」なのです。
 
★ 地獄とは、一般的に地獄絵図で書かれているような世界を想像される方が多いかと思いますが、
そのような世界は本来は存在しておらず、天界と平衡の世界があるだけなのです。
ですが、地獄絵図のような世界を想像する事で、存在してない過激で悪しき地獄的な世界を想念で創り出してしまう事になるのです。
地獄的世界を伝え、恐怖による戒めを与える教えでは、真の心を開き救済する事は適わないのです。
「元々地獄絵図のような地獄は断じて無いのです。」
 
 

●天界 (神界・高天原)「神を中心とした神を信じる世界」
・天国(日の国) 愛と善の世界 天人
・霊国(月の国) 真と信の世界 天使
 
●中有界(精霊界・天の八衢)— 妖魅界・兇党霊 —- 現界
 
●幽界「神に背く無神論者や自己中心的で自己愛者などの悪と虚偽の世界」
・陽界(根の国) 愛悪の世界 陽霊人(一般の悪しき人間)
・陰界(底の国) 真偽の世界 陰霊人(悪い神(邪神)、悪魔)
 
 
厳瑞

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